【Book Review】田尻先生の本文活用


前回、東進講師の音読本をご紹介しましたが、田尻先生のこのご本は、まさに様々な音読方法を紹介されていて
行間を読むアクティビティーの工夫も、読むだけで勉強になりました。さすがに現場のことを分かってくださっています。

難しい専門用語は一切使われていないけれど、例えば映画監督になりきって脳内でコマ割りしながら読み進めるのはmental videoだし、内容を実際の自分へつなげるconnectionなど、それらの語をおっしゃっていないだけで、実は先行研究で立証されたものばかりだな、と感じました。実際に「合いの手」手法はスラッシュ訳ですぐに導入できそうです。

田尻先生は、以前に一緒にお食事させていただいたことがありますが、NHKのTVでのあの笑顔からは想像できないくらい、アカデミックで自分はもちろん、英語教員にも厳しい方だなぁ・・・というのが印象でした。でも、NHKプロフェッショナルの裏話とか、色々とお話を伺えて楽しかったです。お食事中にちょうど、プロフェッショナルに出てたまた別の「プロフェッショナル」から先生の携帯にお電話がかかってきて、すごい・・・出演者同士って、こんな風につながっていくんだなぁ・・・と感心しました。

あと、NHKのスタッフは、必ず生徒全員の名前を覚えた上で取材に来るというのも聞いて、NHKの本気具合も感じました。

【Book Review】さぁ、音読をしよう


先月、アマゾンで色々本読み漁ったら、今月アマゾンから来た請求が68000円でした(苦笑)
全て、英語教育やら道徳やら学級経営関連の教育図書です。
もうそろそろ、床が抜けそう・・・・。

さて、そんな中でも、定価で買って失敗したなーという本の紹介。(ひどい・・・)

音読の種類や定着する音読の方法を知りたくて買ったのに、

 東進の予備校業界の裏事情みたいなのが主で、肝心の音読は、ひとまず読めばいいんだよ!!で終わり。
タイトルにある4技能は何処行った??という内容でした。

私は、最近の中学校での音読ブームの過熱ぶりに、結構面食らっていて、子供たちは英語だけじゃなくて、五教科宿題あるうえに、帰宅は部活で19:00を回って、そんな中で毎日100回音読を課している学校もあるってALTが、かなりドン引きしていた。

回数も大事だけど、100回のところ10回音読して同等の効果がある音読方法を探るのも結構楽しい。

ちなみに私のクラスは6種類の音読方法×2回だけ。読むスピードよりmemtal videoを意識するように伝えている。

【Book Review】合唱コンクール

さてさて文化祭の季節です!そして文化祭と言えば、合唱コンクールです。
私は体育大会よりも、この合唱コンクールが大好きです。たかが歌。されど歌。
合唱コンクールは、子供たちをみるみる成長させます。

このblogは、「教師志望」の方もたくさん検索いただいているようなので、私が持っている合唱の本を今後担任になられる先生のお役に立てればとご紹介しておきます。

まずは生徒指導の神様 長谷川先生のご本。


おすすめ度 ★★★★★

1位を取らなきゃ!!と焦る自分を諭してくれた本です。合唱が近づくと、必ず毎年目を通します。


人は時として、1位をねらうあまり、大切なことを忘れてしまうことがあります。

どうして朝早くから、休み時間も部活に行きたい放課後も歌い続るのか。
どうして自宅で見たいテレビも我慢して、何回もCDを聞き続けるのか。
子供たちは、合唱から「利他」を学びます。

賞状のない場所でこそ1位であれ

人を思いやれない人間がハーモニーを作れるわけがない。

 合唱は作るものではない
 日頃の学級経営がそのまま合唱となる

この本を読んでから一度も「1位をとれ」と言ったことがありません。
誰かのためを思い行動したとき、必ず結果は後からついてくる 
子供たちには、いつもそう伝えています。

続いてこちら。


おすすめ度 ★★★★☆

上記の本で、子供たちのメンタルと担任のぶれない基本姿勢を示した後は、こちらで実際の練習方法、発声を学びました。
専門用語もなく、上と2冊セットで持っておくと良いと思います。



おすすめ度 ★★★☆☆

いろんな先生の寄稿文。これは1000円ちょっとなので、お財布に余裕があれば・・・という感じです。
個人的にはTOSSのサイトのアドバイスのほうが、役に立ちました。




 おすすめ度 ★★☆☆☆
 具体的な発声方法や指揮、呼吸法が書いてあります。音楽の先生に聞かれて、授業中、腹式呼吸で指導されている場合には音楽科の指導を否定する(腹式はダメ!が前提のようです)結果になりそう・・・。うちは子供たちが腹式だったので、この本は実践はしませんでした。後半の指揮のアドバイスは、朝読書の時間に指揮者に貸してあげました。レガートの大切さは、改めて実感できました。


おすすめ度 ★★★☆☆
DVDなので4000円と少し高いですが、指揮、パート練習など実際の映像が見れるので、指導しやすいです。


次はアマゾンに中古で出ている
学級担任のための合唱指導 (実践資料12ヵ月) -

おすすめ度 ★☆☆☆☆
12か月というタイトルから、4月からの腹筋トレーニングや意識づくり、かと思いきや、楽譜集です。
しかも、結構マイナーな曲ばかりなので、購入の必要はないと思います。

以上、お役に立てれば幸いです!

【Book Review】アクションリサーチ

8月に読んだ本紹介


英語評価はついついペーパーテスト重視になりがちですが、私は定期・実力テストが60パーセント、40パーセントがパフォーマンス評価です。特に英文プレゼンテーション大会などは、まさに下剋上で、いつも筆記では100点近く取る子がボソボソとしか話さず、ALTがRublicで50点中数点しかつけないこともしばしば。子供たちの中には、自宅でTEDを研究してくる子もいます。

なのでこの本は、スッと入り込めました。あるスパンで、子供たちの英語の発話のどの点をどのように記録し、評価へとつなげていくのか。実際の研究の具体例が多く載っていて、現場重視の本だと思います。
2000年発行の本ですが、今でも十分活用できるかと。

相手に助けを求める方略(Direct Appeal)、考える時間を稼ぐ方略(Fillers)などを、会話場面を観察しながら記録するチャートも載っているので、そのままパクリ・・・いえ、ちょっとアレンジして活用させていただいています! 

即戦力度  ★★★☆☆
論文活用度 ★★★★☆

今週読んだ本

今週読んだ本はこれ⇓

21世紀型スキル: 学びと評価の新たなかたち -
21世紀型スキル: 学びと評価の新たなかたち -

文科省が打ち出した21世紀型スキルの原典にあたる本の翻訳書です。

今、校内研修でもActive Learningに全校で取り組んでいるところで、その原点となるこのスキルをもっときちんと勉強しておこう、と読んだもの。

が・・・正直かなり難しかったです。日本語がすんなり入ってこない・・・。しかも、元々各国への提案なので、ほとんど行政レベルの視点で書かれているため、一研究主任が読んで、即、応用できるものではないようです。

でも、この流れがあったから、やたらと日本でもICT、PW(Project Work)、CPS(協調問題解決)が打ち出されたのか、と納得。

一つ面白いと感じたのは、英語教育の現場は今、Backward design真っ盛りな気がしていたけど、この提起では、ズバッとこれでは「自分なりの新しいものは、見いだせない」とし、「新しいコンピテンシーの創発」イコール前向きに進む方法 working fowardを推奨している点は面白かったです。バックワード・・・正直、あんまり自分の中でしっくり来てなくて、自分の授業では、スピーチにしても演劇にしても、いつも子供たちがそれぞれで感じ取ったものを土台とし、目標をその時点で作らせていたから、ここはすんなり自分の中に受け入れられました。

ナレッジフォーラムとか、面白い実践だけど、この本の中の例は、イギリスとかが国を上げて国家予算でやっているものなので、既にMoodleで挫折した私は、PC室で十分かな・・・・という結論に・・・。
現場職員というより、センターとかの先生向きかと思います。

即戦力度 ★☆☆☆☆

論文に使える度 ★★★☆☆