【Book Review】通訳者のノート術

今日、読んだ本はこちら。

おすすめ度 ★★☆☆☆

子供たちへリスニングのメモを取らせる際に、何か良いヒントになれば、と思ったのですが
タイトルの後者の「学習術」の方の比重が多いです。
サイトラ、シャドーイング、リプロは、既に多くの中学校で当たり前にやっていることだし、
まして、通訳者を目指そうとしている方が買う本だから、更に効果のあるシャドーイングの仕方まで
載っていると良かったのになぁ・・と思いました。
書かれていた「感情をつけてシャドーイング」はむしろ、私より子供たちの方が上手だったりします。

メモの取り方として、
区切りごとに横線を引く
よく使う語は記号化しておく
は、普通にできているけど
記憶の呼び水となる「トリガーワード」は英検やTOEFLで次意識していこうと思いました。

後は、一分を惜しんで単語覚えましょう的なお話が続きます。
語彙力は改めて大切だな、と感じる今日この頃です。

【Book Review】学問のすすめ


「銀の匙の国語授業」を読んで以来、すっかり大ファンになった橋本先生の本。


ゆっくりと味わい、そして徹底的に調べる。

卒業しても、ずっと記憶に残る授業をしなければ意味がない。だからこそ、五感を刺激する。

楽しいことは忘れない。

横道の大切さ。

学友から刺激を受けた学びは、決して忘れない。

国語力の根幹は「書く力」。書いているだけで満点。

 成り行きに任せる。

読解に即効性を求めない。

受験勉強こそ、孤独の中で戦うのではなく、みんなで助け合うことを学ぶ場。

【Book Review】内田樹先生 「先生はえらい」


けったいなタイトルやな~と思って手に取った本です。

「子弟関係というのは、基本的に美しい誤解に基づくもの」の例として、夏目漱石の「こころ」が紹介されています。

「私たちが敬意を抱くのは謎の先生」
「人間の個性というのは、誤解者としての独創性」

先生というのは、知識の所有者でそれをクライアントに伝授する職業人ではない。

自動車教習所は定量的な技術を教え、F1ドライバーは「技術は定量的なものではない」と教えることができる。
いや、生徒は学び取る、感じ取ることができる。

学年トップの子たちの共通点は、実はここにあると思います。
例えば、同じように教えて、ぼぉ・・・っと心ここにあらずで聞いている子がいたとしたら、
学年トップ群の子たちは、そこに多大な創造力を重ね、勝手に誤解し、解釈し、「この先生はすごい!!」と興奮状態になっていて、廊下からどのレッスン時をのぞいても、キラキラしながら聞いている。

前回、ビリギャルの危険性を書いたのは、この理由で、自分で解釈しようともがかずとも、全て自分のレベルに落として解釈のおぜん立てをしてあげることは、知識の伝授では有効であっても、それが果たして「学び」なのかということです。

今の教育はあまりにサービス業を意識しすぎて、何もかも子供たちに合わせすぎてしまっているのではないか。

これから必要な人材とは、この本の中野能楽「張良」に出てきた弟子のような、壮大な勘違いができる人ではないかと思いました。

【Book Review】今更ながらのビリギャル


数年前の出版当時、我クラスの子たちもこぞって読んでいたビリギャルです。
後々のBook Reviewと関わってくるので、今更ながらのご紹介です。

かわいいですよね。ひたむきですよね。いったん、スイッチが入った生徒のゆるぎない強さを感じます。


でも・・・私は何だか、違うと感じています。
子供たちの1分間ブックレビューでも、多くの子たちが「こんな先生に出会えたら私も変われる!!」とプレゼンしていました。
この本の根底にながれる学校批判。学校の先生は塾の先生みたいにやってくれない。塾の先生はやっぱりすごいという・・・。

塾で頑張っているのだからと、母親が学校に行き、学校の先生たちに自分の娘は授業中、睡眠させろ、というシーン。
怖いなぁ・・・と感じます。

私は、この坪田先生も素晴らしい先生だと思いますし、この子の努力もすごいと思います。
でも「学校は何もしてくれなかった」「坪田先生は、夜中まで一対一で徹底的につきあってくれた」という対比。

学校名まで出されて、非難しているこの本に、品格や人としての優しさを感じることは残念だからできませんでした。

実際に一斉授業で一番下の子に合わせることは大変困難です。
夜は夜で、調査書等の出願準備に追われます。
生徒は知らないところで、担任が様々な書類を作っていて、だからこそ出願できるという事実を忘れてはいけないと思います。
(そして、一対一で付き合いたいと思っている先生はたくさんいるということも。)

調査書一枚仕上げるのに、どれだけの苦労をするか。
これは、現場の先生にしか分からないことです。

私も予備校講師をしていたころは、坪田先生と同じように思っていました。学校の先生アカンわ~、全然子供らのこと考えておらんって。でも、調査書等の書類で一つでもミスがあったら、本当にその子が落ちてしまう可能性がある。
だから、みんなで徹底的に見直す。夜中までかかっても。
予備校の先生もプロだけど、学校の先生も、やっぱりプロなんです。

 自分のレベルに指導を合わせてくれなかったと非難する前に、自分の知らない、及ばないところで、自分の進路のために動いてくれている人がいるという想像力のある子、そういうことに思いをはせることのできる子に、うちのクラスの子らは育ってほしいと私は思います。

【Book Review】 リスニングのお医者さん


子供たちには、毎時間Dictationをさせていますが、教科書本文のどこをclosedにするのか悩むこともあります。

Japan Times出版のこの本では、短縮、連結、脱落、同化、弱系、変形、数字、カタカナの8種類の日本人が苦手とする聞き取り部分を、レベル1からレベル3まで少しずつ取り組めるようになっています。

1~3行程度の英文なので、音読練習にも良いです。

語彙がまだ中学生には難しいですが、一冊持っておくと、聞き取りテストの幅が広がりました。