道徳の授業

私にとって英語の授業の数倍、準備時間と根気が必要なものが「道徳」の授業です。
例えば、先週は「成人式」のキーワードでプランを組みました。

いつもブレインストーミングで始めます。
今回は、グループで式のつく語をいくつ出せるか勝負。

たった90秒のこの活動。
実際に〇〇式を30個挙げるのに、30分ぐらいかかって調べました。

そして、次に成人式の起源を調べ、当時の写真や証言をあつめます。
場合によっては、写真利用の交渉もメールや電話で行います。

そして現在の成人式のニュースソースを目を通していきます。

毎日、ニュースは全て録画しているので、成人式関連の映像をPCで編集していきます。

今回は、孫の成人式を見にきていた老夫婦を改造車に乗った成人式参加者がひいて重症を負わせたニュースと組み合わせました。

成人式が始まった1946年と現在を比べさせます。
敗戦後の人々がどうして成人式を始めたのか。


「式」の本当の主役は誰なのか。

最初にゲーム感覚で挙げた全ての〇〇式の映像スライドを見せます。
この時、できるだけ当事者の瞳が映った写真を選びます。


ここで1946年の成人式の写真が活きてきます。
お祝いとは思えないほどの、緊張感ある、何かを強く決意したような瞳。

必要だと思う資料は、できる限り頑張って探し出します。
 昔と今で変わってしまったものの中に、決して変わらない大切なこと・・・
子供たちは納得いくまで語り合います。

この答えをそれぞれが見つけた上で、来週の「卒業式」をテーマにした道徳に臨んでもらいます。

道徳も英語の授業同様、50分の授業プランをPPTとして作っていきます。
写真、映像、BGM、発問、映像に対して、文字の入れ方、アニメーション効果

いつも、一本の映画を作るような気持ちでつくっています。

 英語の授業は、1時間~3時間の準備ですみますが、「教科書」が存在しない道徳は場合によっては一週間かかります。
 自分の中ではっきりとした答えが出ないまま、水中を手探りで掴んでいく・・・
それが道徳の授業準備かな・・・と思っています。
真夜中から明け方にかけて、自分自身と会話をするように、シーンとした部屋の中で黙々と道徳教材をつくっていく・・・・。


「自分が心を揺さぶられないものを、平気で子供たちに道徳の授業で示すな」先輩からいつも言われている言葉です。

毎週月曜日一時間目の道徳は、大体、こんな感じで徹夜明けで逆にハイテンションだったりします 笑

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